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ZOOM参加【一般用】30歳どん底からの挑戦〜斜陽産業の下請会社から世界中で求められる会社へ〜

  • 開催日

    2023/03/23

  • 開始時間

    15:00

3,000円

※こちらは電子チケットです
※別途発券手数料2%がかかります

販売終了しました

オンライン参加の方へ:  当日は、オンラインアプリ『ZOOM」を利用した開催です。事前にご準備をお願いいたします。  参加URLは、ご登録していただくメールアドレスに開催日3日程度前に送信させて頂きます。また、領収書ご希望の方へもご登録いただいたメールアドレスに送信させて頂きます。 日時:2023年3月23日(木) 15:00〜17:00 会場:仙台国際センター 会議棟3階 白橿    〒980-0856仙台市青葉区青葉山無番地    Tel . 022-265-2211(代表)    http://www.aobayama.jp/organizer/material/files/sic2018_map.pdf 当日は、15分前から入場可能です。当日の会場参加への変更も可能です。 事務局までご連絡ください 仙台SMIクラブ事務局 仙台市泉区向陽台3丁目27-12 TEL : 022-372-9794 e-mail : [email protected] <講師> 佐藤 正樹 氏 佐藤繊維株式会社 代表取締役 <プロフィール> 1966年山形県寒河江市出身。 東京のアパレル会社を経て92年に佐藤繊維へ入社、 2005年に 4 代目の社長に就任。世界各地の山羊、羊の 生息地を訪ね、個性的で高品質のオリジナリティを武 器に糸の開発やニット製品のブランド化などを積極的 に行い、世界から注目を集める企業へ成長させる。 2009年には世界唯一の極細モヘア糸と紡績糸の開発で 第 3 回ものづくり日本大賞経済産業大臣賞を受賞。 羊のような金髪ヘアがトレードマーク。 佐藤繊維(株) 1932年(昭和 7 年)に山形県寒河江市で創業した紡 績・ニットメーカー。 糸づくりから製品の仕上げに至るすべての工程におい て「日本のものづくり」を大切にしながら、自由な発 想でオリジナリティ豊かな製品を世界に向けて発信し ている。ニット製品のプロダクトでは多数の自社ブラ ンドを発表している。 「常識破りの発想力と創造性さえあれば、トレンドとは無縁に異彩を放ち続けることができる!」  私は「流行は追わない」という方針を貫いてきました。「自分たちにしかできないものづく りにこだわり、市場を創造していく」この信念は一度も揺らいだことはありません。  故郷にもどった当時は、先人たちが敷いてくれたレールにのって、生産量においてピークを迎えていた。言い換えれば、長く続いてきた順風が、終わりを迎えようとしていた時期だった。  安い人件費を背景とした海外製品が大量に入り、機械の高速化、大型化、自動化が求められたが、すべてを入れ替えるなど、到底できない相談だった。当時 450 社あった山形のニット工業組合も、いまや 10 社ほどである。  時代の波に、あらがうべくもなかった。苦闘を続けるなか、イタリアで開催される糸の展示会を訪ねた。日本では相変わらず、いかに安くつくるか、いかに売れるもの、ニーズに合わせて作るか、売れるものがあれば、我も我もとそこをめざしていた。ところがヨーロッパの人たちは、売れるものだけをひたすら追いかけるのではなく、自分たちがほんとうにつくりたい糸を自由につくっていた。そのおもしろさに衝撃を受けるとともに、今のままでは永遠に勝てないことを思い知らされた。 まったく違う戦いをしよう。腹をくくった。  世界中の山羊、羊の生息地を訪ね歩き、南アフリカで、ようやくアンゴラヤギの毛「モヘア」に出会う。そこでひらめいたのは、不可能とされていた「世界一細いモヘアづくり」に挑むこ とだった。  もとより最新の機械を買うゆとりなどない。手元にあるものを使って、黙々と挑戦する日々が続く。世界にはきっと、それを欲しいと思う人が必ずいてくれるはずだ。ただ、その一念だった。  大切なことは売れそうなものを作るのではなく、作りたいものを情熱を持って作る。しかし、現代では「良いもの」を作ること以上にもっと大事なことが、「良いもの」の「こだわりや良さ」をどうやって伝えるのか? 特に日本の地場産業が弱いところは、モノで戦おうとする。    「きっと分かってくれる」と思い、ものづくりをしているが「伝える」ことがいかに大切か。大量生産の時代が終わった今、自分たちでお客様を生み出していかないといけない。「つくる」ということをブランディングし「想い・ストーリー・こだわり」の見せ方を工夫 することで興味を持って、手に取ってもらえる。  今、佐藤繊維は世界のハイブランドをはじめとして、世界中から求められる会社となり、今なお挑戦を続けている。

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